『アイ・アム・レジェンド』 ★
評判も良かったし話も面白そうだったから楽しみにしてたんだけど、なんか、つまんなかった。もしこれが実話だったら粛々とした雰囲気でいいなぁと思うけど、そうじゃないし。現状の説明的なシーンが回想だったり夢だったりで小出しにされて、いやらしいもったいぶらせ感がたっぷり。ひとりぼっちの期間だって、「2週間で解決できれば大丈夫!」と言ってたのに実は1000日経ってた。そんな長期!? と驚きの場面なのにさらっとしててあんまり驚けなかった。軍人だし、向こうでは普通のことかもしれないけど、マッチョな科学者ってすごい違和感。もうちょっとひとりぼっちの孤独感を(マネキンに話しかけるとかじゃなくて)見たかったかも。あ、でも、マネキンが移動されてたシーンは面白かった。
人や動物を凶暴にするウィルスが蔓延、しかも空気感染するという。対抗策はなく、免疫を持つ人間はごくわずか。ついに街が封鎖されることになったが、科学者の主人公は街に残って薬を作ると言う。しかしなかなかうまくいかず、一緒に残った愛犬が感染した動物に殺され孤独と喪失に耐えられなかった科学者は、死を覚悟して最後のひと暴れをしようと敵の群れに突っ込んでいった。そこを電波女に助けられ…。しかし胸板厚いなこの人(笑)
『ディープ・コア2002』 ★
世間的な評価で言えばB級映画ってやつらしい。いろんな要素を詰め込みすぎてどれも浅くなっちゃってる感じはしました。なんでいがみあってるのか、その理由が知りたかった…。んでも主人公のキャラクターは好きでしたよ! 優秀と言われてるわりにちょいまぬけな大佐。大佐ってだけでちょっと萌えます(笑) 地球を救う任務のために信頼のおける仲間を招集するのもいい。でも死にすぎ。しかも任務と全然関係ないし、大佐の間抜けのせいで死んだ人もいたような。災害よりも家族とかライバルとかの関係のほうに重点がおかれてた気がします。
『リディック』 ★★
面白かったけどいまいちわかんないところがあった……と思ったらこれ『ピッチブラック』というSF映画の続編だったんですね。うん、だったら面白かったです。前作見てから見たかった。
でも「悪が悪と戦う」っていうのに惹かれて借りたんですけど、それほど悪って感じじゃなかったなー。親しい人にはけっこう優しいところがあったし。もっと酷い人を想像してたのでちょっと残念。侵略者と戦うのが大筋で、いろんな人の立場とか描きこまれてて面白かったです。暗いところでピカピカと激しく光る効果があるのでそこは目が痛くなりました。
『エンバー 失われた光の物語』 ★★★
なかなか好きでした♪ 理由は明かされないけど、地上に住めなくなったので地下に住むことにした人類は、200年くらいしたらまた地上に住めるんじゃね? ということで、地上への鍵をタイマー付きの箱にしまって市長が代々受け継ぐことにした。でもだんだんと地上や鍵のことが忘れられていって、突然死んじゃった市長もいるしで、人類は崩壊寸前の地下都市で細々とこの世の終わりを待っている。ある日、少女が箱を見つけ、鍵を取り出し、悪い市長を振り切ったり、少年と協力して謎を解きながら、出口を見つけるおはなし。都市のかんじとか、動き出す仕掛けとか、好みに合ってて楽しめました。