『南極物語』 ★★
料理の道を究めるぜーとか、限られた食材で工夫してーとかいう話ではなく。元のほうは見たことないんですけど、動物ものって可愛くて好きなので。もふっとしたワンコが可愛かったです。実話うんぬんを考えずに見たので、物語としては、…普通? でも可愛かった。シャチの中からヒョウアザラシが出てきたとこは「ぎゃあ!」と本気でびっくりしました。メイキングで主役の男の人が「犬がいれば幸せ」みたいなことを言ってたのを見て和みました。犬にも代役がいるとか。
ペンギンもアザラシも風邪のウィルスさえ存在できない南極のドームふじ基地に派遣された料理人と愉快な仲間たちの1年くらいの共同生活を描いた、アットホームなコメディ、ちょっとじわっとくるとこあったお話。
ラーメンがないとダメなんだ、って悲壮な呟きが、なんだかすごく泣きそうになった。共同生活のシーンは面白く見れました。それぞれ個性があって、たまに壊れちゃったり、いさかいがあったり、みんなで盛り上がったり。娘可愛くねーと思いながら見てたけど、定期FAXしたりとか、可愛いところもあるなぁ、とこれ書いてて思い出した。たべものみたいに噛めば噛むほど味わいが…てかんじかも? でも最後のシーンで食べるのは、奥さんのから揚げがよかったな〜。
『皇帝ペンギン』 ★★
某ブログで絶賛されてたので見てみた。ちょっと思ってたのと違ったけど、厳しい環境の中で生きる姿に感嘆の嵐。オスとメスで卵を温めるのを交代するとき、失敗して卵を転がしちゃうとすぐに凍てついてしまうとか、長い長い旅をして各地で生活しているペンギンたちが一堂に会するとか。わりと淡々としてるのでかぶりついて見るって感じじゃなかったですが、見てみてよかったなーと思います。親ペンギンの足の間から顔を出してる子ペンギンが可愛かった。
『マキシマム・ボルケーノ』 ★★
実際にあった大災害を映像化。1883年インドネシア・クアカトラ島。大地震、巨大津波、降り注ぐ火山灰、薙ぎ払うような熱風。楽しんでみていいものじゃないけど、自然の力に目を奪われてしまいます。吹き替えでは見ないほうがいいかも…。
『ビバリーヒルズ・チワワ』 ★★
楽しかったw ヒルズ生まれのお嬢様チワワが、預けられた姪のいい加減さから旅行先のメキシコで迷子になり、闘犬屋に捕まって、逃げ出して、追われて…の逃走劇。元警察犬のシェパードに助けられたり、庭師のペットのチワワに想われたり。レビューでは姪が酷い女みたいに書いてあるのもあったけど、一生懸命探したりけっこういい子かなって思った。だって1日に着替え5回とか…。まあ、いい加減なのはそのとおりだけども。お嬢様が野性に目覚めたり、小さいのと大きいのとの友情とか、想いが報われたりとか。明るくて楽しいお話でした。
『アフター・デイズ』 ★★
建物は、残されたものは、地球は、どうなっていくだろうかという検証映像。
誘発される事故や風化をとてもリアルに写しているけど、「ある日、人類が消えた。理由は何でもいい」といって、いままで生活していた人たちがパッと消されてしまうのはとてもファンタジーだなぁ、と。疫病とか戦争とかじゃなくて、平和ーな日常ーから突然パッと消えてしまう。時刻の設定は朝なので、たいがいの電化製品はつけっぱなしだし、車だって走りっぱなし。事故おこりまくり。
でも最新? の映像技術なので見てて面白かったです。物語ではないからちょっと退屈だったけど。ありきたりな締めの言葉、人間には地球が必要だけど、地球には人間は必要ない、というのが身にしみるオハナシでした。