『Landreaall』
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大好きで大好きで仕方ない漫画。１巻から最新刊までぐるぐる読みまくっています。
こういう話、と一言では言えないです。いろんな要素が複雑に絡まって、どうでもいいようなことまできっちり書かれていて。なんでもない一言が、後になって効いてきたりします。そういうところがすごくリアルで、何度も読み返しては新たな発見をしたり「これはあのことだ」とニヤリとしたり。
主人公は、実はけっこうな身分の青年DX。変な名前だなぁと思ってましたが、ちゃんと種明かしがありました。そして妹のイオンと護衛の六甲。さらにそれを取り巻くたくさんの人々。その人たちがそれぞれの過去や信念をもって動いています。主人公を目立たせる駒ではなくて、在るべくして存在している…というかなんというか。
世界観はファンタジーで、剣とか派手ではない魔法とかモンスターとか。冒険もあれば誘拐もされて、田舎から都会の学校に出てみたり。嫌われたり好かれたり、騙されたり報復したり。いろんなことがあって、いろんな思いがあります。それがすごくリアルです。
DXとイオンと六甲の信頼関係も見所。その関係は完璧ではなくて、上手く伝わらなかったり壊れそうになったり。でもそれぞれを大切に思ってるのは変わらないので、ほこほこします。そしてイオンの叫びがジーンときます。猿だの馬鹿だの言われてますが、そういうところに救われてきたのかなぁ、と勝手に思ってます。
今いちばん好きな漫画です！
